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~探究的な学び支援補助金2023~授業の振り返りで活用。客観的データによる振り返りの重要性を実感

2024/03/19

授業診断

田辺市立会津小学校(和歌山県・田辺市)

和歌山県田辺市では、「質の高い教師による、質の高い教育を保証し、『確かな学力』『豊かな心』『健やかな体』のバランスがとれた児童生徒の育成」を目指し、幅広い活動に取り組んでいます。
さらに2023年度は田辺市内の2校が、文部科学省の「GIGAスクールにおける学びの充実事業 リーディングDXスクール事業」に指定されるなど、1人1台端末を活用した児童の情報活用能力の育成にも積極的に取り組んでいます。
そのうちの1校である、田辺市立会津小学校で、今回tomoLinksの「授業診断」サービスを活用いただきました。

「授業診断」は、授業の画像と音声をAI分析により可視化し、子どもの主体性を引き出す指導に向けて教員の指導力向上をサポートするサービスです。教員が自身の授業の振り返りを行ったり、ベテラン教員から若手教員や教育実習生へのフィードバックに活用したりと使われ方は自治体や学校により様々ですが、今回は「自身の授業の振り返り」として、会津小学校の先生3名に授業診断を実施頂き、ご感想を伺いました。


<今回授業診断を実施いただいた教科> 国語・理科・算数


授業診断を実施したことによる効果(概要)
・客観的なデータで自身の授業の振り返りを行うことができ、指導の改善ポイントの検討につながった
・校内研究の際に、分析データも活用することで新たな視点での議論を行うことができ、授業改善へとつなげることができる


■自分の感覚とは異なっていたデータもあり、客観的データによる振り返りの重要性を感じた

Q. 診断レポートを見て気づきはありましたか?

・最後に板書があまりできなかったというのは感覚通りだった。机間指導については均等に行っているつもりだったが思っていたよりもばらつきがあった

・自分の発話が思っていたよりも多かったので、今後はより子どもの意見交流を増やしていきたいと感じた

・データで定量的に示されるため、すごく気付きになった。若手教員の指導の際にも、データで提示できるためより説得力のある指導ができると思う 

図1)机間指導の結果:先生の移動した軌跡が赤い点でプロットされ、またグラフからは教室後方を4分割したエリアごとの机間指導実施割合が確認できる。


■より子どもに思考させるための発問を考えることなどに活用できそう

Q.ご自身の授業改善にどのように活用していくことができそうでしょうか?

・発問のタイミングや、その時の子どもの反応がレポートから分かるので、発問の仕方や内容を考える上で参考になる

・個人思考やグループワークの前にどういった発問を行ったかを分析していくと面白い。子どもに思考させる発問を行えていたかという観点でも振り返りを行うことができる

図2)時系列での発話・挙手人数・下向き度合いの結果:先生の発問のタイミングは星印で示され、それによる挙手や顔を上げるといった反応を関連して確認することができる


■授業改善に向けた議論をさらに活発化できそう

Q. 今後どういったことに授業診断を活用していけそうですか?

・校内研究において、従来は指導案を用いて事後の協議を行っていたが、授業診断のデータも参照し「ここで何が起こったのか?」といった新しい議論ができる。授業改善に向けた議論をより活性化することができると思う



実際にご活用いただいた自治体や学校様での貴重なご意見をもとに、先生がたの授業の振り返りや若手の先生の授業改善にさらに貢献できるよう今後もサービス向上に努めてまいります。

インタビューにご協力いただきました先生方、ありがとうございました!



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