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結城市教育委員会・結城市立江川北小学校

子どもたちがSOSを発信しやすい相談のハードルを下げた「こころの日記」

連絡帳こころの日記

児童生徒の健康問題や心のケアを重視する教育機関が増え、早期発見につながるICT活用に関心が高まっています。
このような環境実現のためには、児童生徒が先生や学校に相談しやすい手段が大切です。

まとめ

  • お客様名結城市教育委員会・結城市立江川北小学校
  • 課題・児童生徒がSOSを発信するハードルを下げたい
    ・ICTを活用して、保護者の利便性向上や教員の業務負担の軽減を行いたい
  • 目的児童生徒が先生や学校に相談しやすい手段の確立と、早期発見につながるICT活用
  • 成果・いじめなど学校単独の対応では難しい内容の支援につなげられた
    ・「連絡帳」で1日30分以上の時間を創出し、子どもと向き合う時間が増加。
    保護者の利便性向上と働き方改革の両立を実現
相談内容の選択画面
相談内容の選択画面

子どもたちの好きなタイミングで手軽にSOSを発信できるのが魅力

茨城県結城市では2022年度、県から中学校におけるオンライン相談窓口の設置を求められたことから、小学校1校と中学校3校の計4校にtomoLinksを先行導入しました。同市教育委員会指導課 指導主事 弦巻文男氏は導入について、

「結城市ではtomoLinks導入前から月末ごとに子どもたちの生活に関するアンケートを実施してきましたが、“今聞いてほしい”というタイミングで子どもたちの方からSOSを発信できるようなシステムを探していました。tomoLinksは、具体的な相談内容を書かなくても、『誰に』『どんなことを相談したいのか』を選ぶだけで子どもたちがSOSを発信できるのが良いと判断しました」と語っています。

本当に困っている子どもたちは相談内容の言語化が難しいケースや、入力している姿を誰かに見られないかと不安に思うこともあるため、子どもたちがいつでもどこからでもSOSを発信できる点は重要だといいます。
こうした流れを受けて、翌2023年度から結城市の全12校でtomoLinksを導入。同年8月末時点で40件弱の相談が寄せられ、そのうち3件はいじめに関する内容だったことが分かりました。する内容だったことが分かりました。中には、学校だけでは対応できず、行政の関係機関と連携して支援につながった事例もあるといいます。

「子どもたちがSOSを出す選択肢が増えたほか、相談へのハードルを下げることができたと考えています」(弦巻氏)

可視化された「今日の気分」を把握し1人1人に合ったアドバイスが可能に

「こころの日記」は相談機能のほか、タブレット端末の起動時にその日の気持ちを4種類のフェイスイメージで表現する「今日の気分」という機能があります。tomoLinksを先行導入した結城市立江川北小学校では、児童たちが登校すると、まずタブレット端末を起動して今日の気分を登録。その結果は、先生が一覧で参照できるようになっており、担任は誰が、どんな気分でいるのかが分かります。

同校 情報教育主任 植木紀行先生は、「子どもたちの気持ちを把握しやすくなり、より適切に対応できるようになりました。どの先生も以前から、子どもたちの様子を見守り、気に掛けていますが、毎日の気分を可視化されることで1人1人に合った指導・アドバイスがしやすくなったと感じています」とコメント。

また「こころの日記」の相談機能で子どもたちから寄せられる相談内容は、友人関係のトラブルが多いと植木先生。同校の養護教諭 宇佐美佳奈子先生によると、江川北小学校では「こころの日記」を学級担任と養護教諭が1日1回ダブルチェックして、「相談あり」を見逃さない体制を取っているといいます。

植木先生:「トラブルが起こったとき、担任に相談できる児童もいますが、なかなか言い出せない児童もいます。そんな児童にとっては相談機能が役立ちますし、担任以外の他の先生にも相談できるようになっているので、相談相手の選択肢も広がっています」と語りました。同校の養護教諭 宇佐美佳奈子先生によると、江川北小学校では「こころの日記」を学級担任と養護教諭が1日1回ダブルチェックして、「相談あり」を見逃さない体制を取っているといいます。「欠席している児童の気持ちを確認できますし、なかなか保健室に来ないような児童の状態も分かるのが利点ですね」と宇佐美先生は語っています。

宇佐美先生:「欠席している児童の気持ちを確認できますし、なかなか保健室に来ないような児童の状態も分かるのが利点ですね」

「今日の気分」の先生画面

「今日の気分」の先生画面
デジタル連絡帳の教員画面

出欠連絡や個別連絡なども一目で確認できる「デジタル連絡帳」の教員画面

教職員の方々の写真

写真左より)結城市教育委員会 指導課指導主事 弦巻文男氏・結城市立江川北小学校 情報教育主任 植木紀行先生・養護教諭 宇佐美佳奈子先生

「デジタル連絡帳」機能で業務を削減1日30分以上の時間創出へ

江川北小学校では、tomoLinksの「デジタル連絡帳」機能も活用しています。保護者との連絡ツールとしてフル活用しており、全世帯がアプリを利用。欠席や遅刻の連絡をはじめ、毎日の宿題から一部の配布物までデジタル連絡帳で行われています。

欠席者の近隣に住む児童や先生が配布物を届けることもほとんどなくなり、子どもたちが昼休みの時間に自分で連絡帳に記入する作業も不要に。タブレットの操作に慣れている小学3年生以上では、連絡帳のノート自体を廃止したといいます。先生方にとっても忙しい朝の時間帯に欠席連絡の電話対応がなくなったほか、放課後に行っていた保護者への電話連絡もテキストメッセージで送れるようになりました。

植木先生は「少なくとも1日30分以上は業務短縮につながっているように感じます」

と語っており、tomoLinksのデジタル連絡帳が先生方の働き方改革に大きく貢献しています。

※記載内容は、2023年12月時点の内容です。


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