tomoLinksのAIドリル機能と授業支援機能で、学びをもっと自分らしく
2025/05/12
賢明学院小学校(大阪府堺市)

子どもたちが自分らしく学べる環境づくりに力を入れている賢明学院小学校。同校では、tomoLinksのAIドリル機能「先生×AIアシスト」を、1人ひとりに寄り添う学習のパートナーとして活用を広げています。また授業支援機能で、子どもたちの豊かな表現が可能に。個性を発揮する場として生かされています。
【課題】
● MEXCBTの環境を整備し、AIを取り入れた学習支援サービスを導入したい
●自分らしく学び、表現する、1人ひとりの個性をのばす環境を充実させたい
【成果】
● tomoLinksでMEXCBTの環境を築き、AIドリル機能で良質なおすすめ問題が提示される個別学習を実現
●tomoLinksの「おすすめ動画」で興味・関心を広げ、学習へのハードルを下げるとともに、授業支援機能を活用して多様な表現が可能に
AI学習支援から定評あるドリル教材まで。「最新」と「定番」で個性と学力を伸ばす
賢明学院小学校は、大阪府堺市にある私立のミッション・スクールです。カトリックの教育精神のもと、「私らしく想像・創造できる児童の育成」をめざし、様々な活動を通して個性を育みながら、1人ひとりを大切にする教育を実践しています。
同校がtomoLinksを導入するきっかけとなったのは、文部科学省CBTシステム「MEXCBT」への対応が必要になり、学習eポータルとして使えるサービスを探していたことでした。ICT主任の大原晴貴教諭は、「tomoLinksは全体的にパッケージがわかりやすく、MEXCBTに加えてAI対応の学習支援サービスがあったり、様々な分野を多面的に網羅するドリルが含まれていたりと学習コンテンツが充実している点がよかったです。特に増進堂・受験研究社といったレベルの高い教材が標準搭載されている点が魅力でした」と語っています。私立学校として高い学力レベルをめざす同校では、ドリル教材の質を非常に重要視しており、選定の際の大きなポイントになったようです。大原教諭は、「デジタルドリルは簡単な問題が多かったり、どこの教材の問題かわからなかったりすることもありますが、tomoLinksの場合は、教材会社が明確で信用できますし、安心できると思いました。追加教材も用意されていて児童の学びへの意欲に合わせて選べるのもいいと思います」と述べています。
さらに、tomoLinksの授業支援機能についても、大原教諭は選定の際のポイントだったといいます。「授業支援機能はtomoLinks内の機能や外部アプリとの連携が良く、児童の学びについて多様な表現方法が可能で自由度が高いと思いました。本校では、子どもたちが表現すること、自分らしく伝える「学び合い」にも力を入れていて、授業支援機能は有効に活用できると考えました」と語っています。

苦手な問題にも意図せず向き合う。「先生×AIアシスト」で学びのハードルを下げる
tomoLinksの「先生×AIアシスト」は、子どもの学習データをAIが分析し、1人ひとりに合ったおすすめの教材を提案するAIドリル機能です。ドリルだけでなく動画を含む多様な教材をAIがおすすめしてくれるほか、学習状況を把握できるダッシュボードも備わっており、子どもたちの学習意欲や学びに向かう姿勢を育むことができます。
賢明学院小学校では、これを自主学習に活用しています。大原教諭は、先行して学習を進めている子、あるいは授業の内容に追いついていない子など、それぞれの学習レベルに合わせて子どもたちの興味・関心を高めながら取り組めるのが良いといいます。大量のドリルから子ども自身が最適なものを見つけるのは難しいものですが、AIに紹介されたものの中からピックアップするなら子どもたちも簡単です。
また、「先生×AIアシスト」によるおすすめ問題は、子どもたちが苦手とする部分に対して、ちょうど良いレベルの問題を提示してくれるのもポイントです。大原教諭は「子どもたちが意図せず、自分の苦手な課題に向き合っているのが良いと思います。おすすめされるものはドリルだけでなく、動画も含まれるので子どもたちも興味を持ちやすいようです。そういう意味でtomoLinksは子どもたちの学習をサポートしてくれる良い存在だと感じています」と語っています。
一方で、教員が多様な教材の中から選んで配信する機能もあり、その機能は宿題として活用することが多いといいます。教員用の「ダッシュボード」から先生が授業の内容や理解度に合わせて選んだ問題を配信。ダッシュボードでは、宿題の実施状況から学習の定着度まで一目瞭然で確認ができるほか、子ども自身もその内容をどの程度理解できたかを把握することが可能です。「授業の振り返りで『分かった』と書いていても正答率が低かったり、逆に正答率が高いのに自分の評価が低い子がいたりします。ダッシュボードでは取りこぼしなくそうした部分が見えるので、声がけなどに役立てています」と大原教諭は語っています。

「授業支援機能」で自分らしい表現を伸ばす学習が可能に
大原教諭は、授業支援機能の中で、どのアプリからでもテキストや画像などをコピー&ペーストできるショートカット機能が魅力だといいます。これにより、「スライドなどを作る際、多様な表現もできるようになり、自分の思うように表現できている子が増えていると思います」と語っています。
ほかにも、大原教諭が授業中に役立つと語るのがスライドを配付する際に配布の順序や配布するしないを柔軟にコントロールできる機能。「同じ単元でもクラスによって反応が異なります。子どもたちの反応を見ながら、わくわく感を持ったまま学習が展開できるようにスライドの配布を細やかに調整することが可能になりました」(大原教諭)。授業の幅が広がることに加え、自由進度学習の際も様々な資料を提示できることなど、これから教師の役割が変わっていく中で使い勝手の良い機能だというのです。
今後も同校では、子どもたちの自律した学びを大切にしながら、自分で考え、自分で判断し解決できる力を伸ばす教育活動にtomoLinksを活用していく考えです。

●賢明学院小学校
1954年、創立者 聖マリー・リヴィエの思いを受け継いだカナダ人シスターたちによって幼稚園が設立され、1960年に小学校を開設。現在は、幼稚園から高校までの一貫教育を行う私立のカトリックミッション・スクールとして運営している。キリスト教的人間観・世界観と1人ひとりの人格を尊重する教育精神を教育理念としています。
※記載内容は、2025年4月時点の内容です
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