生成AI と対話しながら、新商品のデザイン企画書を考案
2025/02/18
大阪市立夕陽丘中学校(大阪府)

学校名:大阪市立夕陽丘中学校(大阪府)
学年:中学校1 年生
教科:美術
単元(題材):「Welcome to Japan! 日本を感じる カプセルトイ」
活用場面:アイデアの収集と、自分の考えを言語化する過程で活用。
■授業概要
来年の大阪・関西万博に向けて、訪日外国人の方に喜んでもらえるような、「日本を感じられるカプセルトイ」を考えました。
生成AI が“お土産企画会社の同僚”の役割となり、対話しながら商品のアイデア出しや、コンセプトの考案を行い、デザイン企画書を作成。
生成AI を活用して思考を深めることで、アイデアを創出することができたり、漠然とした感覚やイメージを、具体的に言語化することができました。
■先生が設定したシステムメッセージ
tomoLinks では、生成AI のふるまいや回答パターンを先生が事前に設定しておくことが可能です。 今回、先生は下記の内容で設定しました。
あなたはお土産企画会社の社員です。同僚と日本を感じるカプセルトイをテーマに新商品を考えています。同僚と対話をしながら、お客さんに喜んでもらえる新しいカプセルトイのコンセプト、アイデアを一緒に考えてください。形や色などの工夫点など、具体的なアドバイスも言ってあげてください。 |
■授業の流れ
めあて:訪日外国人の方向けの、おもてなしや季節感を取り入れた日本の伝統や、使う場面などから主題を生み出し、美的感覚を働かせて形や色彩、材料などの効果を考え、表現する構想を練る。
①商品を考案する
・個人で新商品のアイデアとコンセプトの構想を考えたあと、班ごとに相談します。
②デザイン企画書の作成
・生成AI と対話を繰り返しながら、思いついたアイデアや自分の考えを言語化し、デザイン企画書を作成していきます。
・また、生成AI との対話を参考に、コンセプトを分かりやすくまとめたり、企画書の内容を他者に対して効果的な表現にアップデートしていきます。


③ふりかえり
・作成したデザイン企画書をクラスで共有します。
・他の班のアイデアを聞いて、自分自身の感じたことや参考になる部分を各自の企画書に反映させます。
生徒の感想
・色んな案を出してくれたり、自分では思いつかないことを提案してくれたりしてくれるので、より具体的に工夫することができました。
授業担当教員の感想
・描きたいイメージをうまく表現することも難しい生徒が、漠然とした感覚や想像を、生成AI を活用することでより具体的にすることができました。
・アイデア出しでつまずく生徒も、みんなの意見を見返したり、生成AIとの対話の中でアイデアを創出している様子が見られました。
※記載内容は、2025年2月時点の内容です
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