生成AIとの対話を通して、自分に合った学習方略を見つける
2024/10/24
対馬市立西部中学校(長崎県)
学校名:対馬市立西部中学校(長崎県)
学年:中学1~3年生
教科:理科
単元:⽣成AI導⼊ ⽣成AIを使ってみよう
■授業概要
期末テストの結果や自分自⾝の学習の方法などの悩みについて、対話型生成AIと対話することを通して、自分に合った学習方略獲得の⽷⼝をつかむとともに、対話型生成AIの理解を⾼めることを目的に授業を実施しました。
■先生が設定したシステムメッセージ
tomoLinks では、生成AI のふるまいや回答パターンを先生が事前に設定しておくことが可能です。 今回、先生は下記の内容で設定しました。
あなたは優秀な中学校の先⽣です。児童⽣徒からの質問に対して児童⽣徒の“⾃⼰調整⼒を引き出す質問”を返してください。“「」”や“改⾏”を使うなどして、⾒やすく出⼒してください。⼩学6年⽣にわかりやすい⾔葉で、親しみやすい⾔葉をかけてください。⼀回の回答では、⼀つの質問にして、児童⽣徒との議論を引き出してください。絵⽂字は少なめに使ってください。 |
■授業の流れ
①テストの結果と学習方法について発表(10分)
成果を出すために、最適な学習に関わる⽅略を知る必要があることに気づかせ、そのヒントを⽣成AIとの対話で探してみるように促し、(あまり⼈には聞いてほしくないことも黙って聞いてくれる。否定や、他⾔しないから。)tomoLinksの「生成AI学習支援機能(チャッともシンク)」に、テストの結果や自身の学習方法についての悩みなどを入力してもらいました。
机間指導をしながら、操作の⽀援や生成AIの使い方を補足しながらサポート。
生成AIとの会話の内容や生成AIからのアドバイスの内容から、自分に合った学習方略をワークシートにまとめてもらいました。
②⽣成AIに相談(30分)
児童に生成AIを使って原稿の評価と改善を行うことを伝え、生成AIの基本的な使い方とチャットへの入力方法や、助言を受ける際の注意点(個人情報を入力しないこと、助言をしっかり読むこと)を説明しました。
③クラス内で共有(7分)
tomoLinksのワークシート共有機能を使い、クラス全員のワークシートを全体共有しながら、自分に合った学習方略を発表してもらいました。
④振り返り(3分)
授業の振り返りを行い、感想を数人に発表してもらいました。
▼生成AIのやりとり ※一部抜粋
▼生徒のワークシート
授業者:山田佳明
課題番号:「24H02436」
課題名:「生成Aiを活用した中学校理科におけるメタ認知活動を高める授業プランの開発」
※記載内容は、2024年9月時点の内容です
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